構造力学の基礎 更新日:2026年6月15日

曲げモーメントの単位換算と構造設計での使い分け

曲げモーメントは梁を曲げようとする内力で、単位は「力×距離」です。構造設計では場面ごとに単位を使い分けます。

換算

1 kN·m = 1,000 N·m = 1,000,000 N·mm

構造設計での使い分け

場面使う単位理由
応力図(M図)・計算書kN·m建物規模の曲げを扱いやすい大きさ
応力度計算 σ=M/ZN·mm断面係数ZがmM³、応力度がN/mm²で揃う

使い分けの例

POINT

梁の曲げモーメントが M=100kN·m、断面係数が Z=1,000cm³ のとき、曲げ応力度σを求めるには単位を揃えます。

M = 100kN·m = 100×10⁶ N·mm
Z = 1,000cm³ = 1,000×10³ mm³ = 10⁶ mm³
σ = M / Z = 100×10⁶ / 10⁶ = 100 N/mm²

このように、kN·mのまま計算すると桁を間違えます。応力度計算ではN·mm・mm³に統一するのが鉄則です。

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まとめ

  • 1kN·m=1,000N·m=1,000,000N·mm。
  • M図・計算書はkN·m、応力度計算σ=M/ZはN·mmで揃える。
  • 単位を揃えないと桁間違いになる。応力度はN·mm・mm³に統一。