構造力学の基礎 更新日:2026年6月15日

力のモーメントの腕の長さ|求め方と作用点との違い

力のモーメントの公式 M=F×L の L(腕の長さ)は、よく誤解されるポイントです。正しくは「回転中心から力の作用線に下ろした垂線の長さ」です。

腕の長さの意味

POINT

腕の長さは、回転中心から力の作用線までの垂直距離です。回転中心から作用点までの距離(斜めの距離)ではありません。力が斜めの場合、この違いが効いてきます。

作用点までの距離との違い

力が回転中心に対して斜めに働く場合、作用点までの距離をr、力と腕のなす角をθとすると、腕の長さは L=r·sinθ になります。

M = F × L = F × r·sinθ r:中心から作用点までの距離/θ:力の向きと r のなす角

別の求め方として、力を分解し、回転に効く成分(中心に垂直な成分)だけを使っても同じ結果になります。

求め方の手順

  1. 回転中心を決める。
  2. 力の作用線を延長する。
  3. 中心から作用線へ垂線を下ろし、その長さを測る(=腕の長さ)。
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まとめ

  • 腕の長さは、回転中心から力の作用線に下ろした垂線の長さ。
  • 作用点までの距離(斜め)とは異なる。L=r·sinθ。
  • 力を分解して回転に効く成分を使っても同じ結果になる。