セメント・モルタル・コンクリートの違い
セメント・コンクリートに「モルタル」を加えた3つは、骨材(砂・砂利)の入り方で区別できます。構成・用途・強度の違いを整理します。
この記事について
セメントの規格(JIS R 5210・R 5211・R 5213など)や混合率の区分は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
構成の違い(骨材の有無)
| セメント | 水 | 砂(細骨材) | 砂利(粗骨材) | |
|---|---|---|---|---|
| セメントペースト | ○ | ○ | - | - |
| モルタル | ○ | ○ | ○ | - |
| コンクリート | ○ | ○ | ○ | ○ |
セメントに水を加えたのがセメントペースト、さらに砂を加えたのがモルタル、砂利(粗骨材)まで加えたのがコンクリートです。
用途の違い
| 主な用途 | |
|---|---|
| セメント(ペースト) | 結合材・接着・充填。単体では構造に使わない |
| モルタル | タイル下地・目地・左官仕上げ・補修・レンガ/ブロック積み |
| コンクリート | 柱・梁・スラブ・基礎など構造躯体 |
強度・収縮の違い
POINT:粗骨材が効く
コンクリートは粗骨材(砂利)が骨格となり、強度・耐久性が高く乾燥収縮が小さいため、構造体に向きます。モルタルは粗骨材がなくセメント量が多いぶん乾燥収縮・ひび割れが起きやすく、構造躯体には使いません。
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まとめ
- セメント+水=ペースト、+砂=モルタル、+砂利=コンクリート。
- モルタルは仕上げ・目地・補修、コンクリートは構造躯体に使う。
- コンクリートは粗骨材で強度・耐久性が高く収縮が小さい。モルタルは収縮しやすい。