セメントとコンクリートの違い|使い方・強度・作り方
「セメント」と「コンクリート」はよく混同されますが、別物です。ひとことで言えば、セメントはコンクリートをつくるための材料の一つ(結合材)です。
この記事について
セメントの規格(JIS R 5210・R 5211・R 5213など)や混合率の区分は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
関係:セメントはコンクリートの材料
コンクリートは、セメント+水+骨材(砂・砂利)を練り混ぜた複合材です。セメントはその中の「のり(接着剤)」の役割を担う粉です。
コンクリート = セメント + 水 + 砂(細骨材)+ 砂利(粗骨材)
セメント+水が反応して骨材を固める
違いの比較
| セメント | コンクリート | |
|---|---|---|
| 正体 | 灰色の粉(結合材) | セメント+水+骨材の複合材 |
| 単体での使用 | そのままでは構造に使わない | 柱・梁・スラブなど構造体に使う |
| 役割 | 水と反応して固める「のり」 | 骨材を含み強度・体積を確保 |
作り方の違い
- セメント:石灰石・粘土などを高温で焼いて「クリンカ」をつくり、石膏を加えて細かく粉砕して製造する。
- コンクリート:そのセメントに水・砂・砂利を加えて練り混ぜてつくる。工場で練ったものがレディーミクストコンクリート(生コン)。
強度の考え方
POINT
セメントと水が反応(水和)して硬化し、強度が出ます。コンクリートの強度は主に水セメント比(W/C)で決まり、水が少ない(W/Cが小さい)ほど高強度になります。骨材は体積を埋め、乾燥収縮を抑える役割です。
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まとめ
- セメントはコンクリートの材料(結合材)。コンクリートはセメント+水+骨材の複合材。
- セメントは焼成・粉砕で製造、コンクリートは練り混ぜて作る。
- 強度は水セメント比で決まり、水が少ないほど高強度。