混合セメントとは?A種・B種・C種の特徴
混合セメントとは、ポルトランドセメントに混合材(高炉スラグ・フライアッシュ・シリカ)を混ぜたセメントです。混合材の割合でA種・B種・C種に分かれます。
この記事について
セメントの規格(JIS R 5210・R 5211・R 5213など)や混合率の区分は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
混合セメントの種類
- 高炉セメント(B):高炉スラグ微粉末を混合。
- フライアッシュセメント(F):石炭灰(フライアッシュ)を混合。
- シリカセメント:シリカ質混合材を混合(流通は少なめ)。
A種・B種・C種の違い
混合材の割合で3区分に分かれ、割合が多いほど混合セメントの特徴(低発熱・長期強度・耐久性)が強まります。高炉セメントの場合の混合率の目安は次のとおりです。
| 区分 | 高炉スラグの割合(目安) | 性質 |
|---|---|---|
| A種 | 5%超〜30%以下 | ポルトランドに近い |
| B種 | 30%超〜60%以下 | バランス型(最も一般的) |
| C種 | 60%超〜70%以下 | 低発熱・耐久性が最大 |
メリット
- 長期強度が伸びる。
- 水和熱が低い(マスコンの温度ひび割れ対策)。
- 耐久性:水密性・化学抵抗性、アルカリシリカ反応の抑制。
デメリット
- 初期強度が遅い。
- 湿潤養生を長めに必要。寒冷期は不利。
- 種類により中性化がやや早い傾向。
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まとめ
- 混合セメントはポルトランドに混合材を加えたもの。高炉・フライアッシュが代表。
- 混合材の割合でA種・B種・C種。多いほど低発熱・耐久性が強まる。
- 長期強度・低発熱・耐久性が利点。初期強度の遅さ・養生・寒冷期に注意。