筋交いの鉄筋(鉄筋ブレース)とは?意味・倍率
木造の筋交いには木材のほか、鉄筋(丸鋼)を使った筋かい=鉄筋ブレースもあります。引張に強い鉄の特性を活かした耐力壁です。
この記事について
木材の規格・基準強度・含水率などは樹種・等級・JAS・条件によって異なり、規準も改訂されます。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の基準・規格を確認してください。
意味
鉄筋ブレース(丸鋼ブレース)は、細い丸鋼を斜めに張って引張で水平力に抵抗する筋かいです。ターンバックルで張力を調整します。細いため意匠的にすっきりし、開口を確保しやすいのが特徴です。
引張のみ負担する
POINT
丸鋼は細く圧縮では座屈してしまうため、引張だけを負担します。そのため片方向だけでは一方の地震動にしか効かず、たすき掛け(×に2本)にして両方向に効かせるのが基本です。
壁倍率
鉄筋ブレースも、径や仕様に応じて壁倍率が定められた製品(認定耐力壁)があります。木の筋かいと同様、倍率に応じて端部を金物でしっかり緊結することが前提です。
筋かいの種類(まとめ)
| 種類 | 負担 | 特徴 |
|---|---|---|
| 木の片筋かい | 圧縮・引張 | 一般的 |
| 木のたすき掛け | 両方向 | 倍率が高い |
| 鉄筋(丸鋼)ブレース | 引張のみ | 細い・たすき掛けで使う |
まとめ
- 鉄筋ブレースは丸鋼を斜めに張り、引張で水平力に抵抗する筋かい。
- 圧縮では座屈するため引張のみ負担。たすき掛けで両方向に効かせる。
- 認定品に壁倍率が定められ、端部は金物で緊結する。