水平構面とは?役割と屋根・吹き抜けとの関係
水平構面(すいへいこうめん)とは、床や屋根など水平な構造面のことです。地震・風の水平力を耐力壁へ伝える、木造の地震対策で欠かせない要素です。
この記事について
木材の規格・基準強度・含水率などは樹種・等級・JAS・条件によって異なり、規準も改訂されます。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の基準・規格を確認してください。
役割
地震や風の水平力は、まず床・屋根の面が受け止め、それを耐力壁(鉛直構面)に伝えて地盤へ流します。水平構面が弱いと、力がうまく耐力壁に伝わらず、建物がねじれたり変形したりします。
- 水平力を集めて耐力壁に分配する。
- 建物全体を一体として動かす(ねじれ防止)。
屋根との関係
屋根面も重要な水平構面です。垂木・野地板や火打ちで固め、屋根の水平剛性(床倍率に相当)を確保します。
吹き抜けとの関係
POINT
吹き抜けは床がないため、水平構面が欠けて水平剛性が低下します。力が周囲の耐力壁にうまく伝わらなくなるため、吹き抜けまわりは火打ち梁・水平ブレース・床の補強で水平剛性を補います。大きな吹き抜けでは特に検討が必要です。
まとめ
- 水平構面は床・屋根などの水平な構造面。水平力を耐力壁へ伝える。
- 屋根面も水平構面で、火打ち・野地板で固める。
- 吹き抜けは水平構面が欠け剛性が下がるため、火打ち・水平ブレースで補強する。