高強度コンクリートとは?呼び強度・水セメント比
高強度コンクリートは、一般的なコンクリートより設計基準強度(Fc)が高いコンクリートです。超高層ビルなど、大きな力がかかる部材に使われます。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。
意味
明確な境界は規準により異なりますが、JASS5ではおおむね設計基準強度Fcが36N/mm²を超える範囲を高強度コンクリートとして扱います。さらに高い60N/mm²超などは、大臣認定材料として扱われることもあります。
呼び強度とJIS
レディーミクストコンクリート(生コン)はJIS A 5308で規格化され、強度は「呼び強度」で発注します。JISの呼び強度は一定の範囲(おおむね~60程度)まで定められ、それを超える超高強度は認定品などで対応します。
水セメント比で強度を高める
POINT:W/Cを下げる
コンクリートの強度は水セメント比(W/C)でほぼ決まり、W/Cが小さいほど高強度になります。普通コンクリートのW/Cが50〜65%程度なのに対し、高強度では30〜40%程度まで下げます。水を減らすと固くなるため、高性能AE減水材で流動性を確保します。
強度 ↑ ⇔ 水セメント比 W/C ↓
W/C=単位水量 ÷ 単位セメント量
用途
- 超高層ビルの下層階の柱(大きな軸力を負担)。
- 大スパン・大荷重の部材。
- 柱断面を小さくして有効面積を広げたい場合。
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まとめ
- 高強度コンクリートは設計基準強度が高いコンクリート(おおむねFc>36N/mm²)。
- 生コンはJIS A 5308で呼び強度により発注。超高強度は認定品で対応。
- 強度は水セメント比で決まり、W/Cを下げて高強度化する。