一次設計とは?震度との関係と二次設計との違い
一次設計とは、建物の供用期間中に数回は遭遇しうる中規模の地震に対して、建物が損傷しない(使い続けられる)ことを確かめる設計です。許容応力度計算が中心です。
この記事について
建築基準法・施行令・告示などの法令は改正されます。本記事は学習用の概要です。実際の設計・申請では最新の法令・運用を確認してください。
一次設計の意味
一次設計では、各部材に生じる応力度が許容応力度以下であることを確認します。これにより、中地震では部材が壊れず、ひび割れや残留変形が残らない(健全に使い続けられる)ことを目指します。
震度との関係
POINT
一次設計が想定するのは、まれに起こる中地震(震度5強程度)です。地震力は標準せん断力係数 C₀=0.2 を用いて計算します(地震力=重量×係数)。この地震に対しては「無被害(許容応力度以内)」が目標です。
二次設計との違い
| 一次設計 | 二次設計 | |
|---|---|---|
| 想定地震 | 中地震(震度5強程度) | 大地震(震度6強〜7) |
| 目標 | 損傷しない | 倒壊・崩壊しない |
| 係数 | C₀=0.2 | C₀=1.0相当 |
| 方法 | 許容応力度計算 | 保有水平耐力計算など |
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まとめ
- 一次設計は中地震(震度5強程度)で損傷しないことを確かめる設計。
- 許容応力度計算で、応力度を許容値以内に収める。C₀=0.2。
- 大地震に対する二次設計(倒壊させない)と目的が異なる。