鉄筋コンクリート造(RC造) 更新日:2026年6月14日

高炉セメントC種とは?特徴・記号・デメリット

高炉セメントC種は、高炉セメントのうち高炉スラグの割合が最も多い区分です。低発熱・耐久性が最大になる一方、扱いには注意が要ります。

この記事について

セメントの規格(JIS R 5210・R 5211・R 5213など)や混合率の区分は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。

C種の特徴・記号

記号はBC(高炉セメントC種)。高炉スラグの割合は60%超〜70%以下と多く、混合セメントの特徴が最も強く出ます。

  • 水和熱が最も低い:大断面の温度ひび割れに有利。
  • 耐久性・化学抵抗性が最大:海水・硫酸塩などに強い。
  • ASR抑制効果が高い

デメリット

POINT
  • 初期強度が遅い:強度の立ち上がりが遅く、型枠存置・工程に影響。
  • 養生が厳しい:長期の湿潤養生が必須。乾燥に弱い。
  • 寒冷期に不利:低温で強度が出にくい。
  • 中性化が早めの傾向

使いどころ

これらのデメリットから一般建築での使用は限定的で、低発熱・高耐久が特に必要な特殊用途(大規模マスコン、厳しい腐食環境など)で採用されます。一般的にはバランスの良いB種が選ばれます。

あわせて読みたい

一般的な「B種」、少ない「A種」、全体は「高炉セメント」をどうぞ。

まとめ

  • 高炉セメントC種(記号BC)はスラグ60%超〜70%以下で最も混合材が多い。
  • 低発熱・耐久性は最大だが、初期強度が遅く養生が厳しい。
  • 特殊用途向き。一般にはB種が選ばれる。