高炉セメントC種とは?特徴・記号・デメリット
高炉セメントC種は、高炉セメントのうち高炉スラグの割合が最も多い区分です。低発熱・耐久性が最大になる一方、扱いには注意が要ります。
この記事について
セメントの規格(JIS R 5210・R 5211・R 5213など)や混合率の区分は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
C種の特徴・記号
記号はBC(高炉セメントC種)。高炉スラグの割合は60%超〜70%以下と多く、混合セメントの特徴が最も強く出ます。
- 水和熱が最も低い:大断面の温度ひび割れに有利。
- 耐久性・化学抵抗性が最大:海水・硫酸塩などに強い。
- ASR抑制効果が高い。
デメリット
POINT
- 初期強度が遅い:強度の立ち上がりが遅く、型枠存置・工程に影響。
- 養生が厳しい:長期の湿潤養生が必須。乾燥に弱い。
- 寒冷期に不利:低温で強度が出にくい。
- 中性化が早めの傾向。
使いどころ
これらのデメリットから一般建築での使用は限定的で、低発熱・高耐久が特に必要な特殊用途(大規模マスコン、厳しい腐食環境など)で採用されます。一般的にはバランスの良いB種が選ばれます。
まとめ
- 高炉セメントC種(記号BC)はスラグ60%超〜70%以下で最も混合材が多い。
- 低発熱・耐久性は最大だが、初期強度が遅く養生が厳しい。
- 特殊用途向き。一般にはB種が選ばれる。