フライアッシュセメントとは?特徴と高炉との違い
フライアッシュセメントは、石炭火力発電所から出る灰=フライアッシュ(石炭灰)を混ぜた混合セメントです。施工性の向上に効果があります。
この記事について
セメントの規格(JIS R 5210・R 5211・R 5213など)や混合率の区分は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
特徴
- ワーカビリティ向上:球状の灰が「ボールベアリング効果」で流動性を高め、同じ流動性なら単位水量を減らせる。
- 長期強度:ポゾラン反応で長期に緻密化し強度が伸びる。
- 水和熱が低い:温度ひび割れに有利。
- 乾燥収縮が小さめ。
種類(A種・B種・C種)
フライアッシュの混合率で3区分に分かれます(目安)。
| 区分 | フライアッシュの割合(目安) |
|---|---|
| A種 | 5%超〜10%以下 |
| B種 | 10%超〜20%以下 |
| C種 | 20%超〜30%以下 |
建築ではB種が代表的です。規格はJIS R 5213。
高炉セメントとの違い
| フライアッシュセメント | 高炉セメント | |
|---|---|---|
| 混合材 | 石炭灰(フライアッシュ) | 高炉スラグ微粉末 |
| 得意 | ワーカビリティ向上・水量低減 | 長期強度・化学抵抗性 |
| 強度寄与 | 長期に緩やか | 長期強度が大きい |
POINT
どちらも低発熱・長期強度に効きますが、フライアッシュは流動性改善、高炉スラグは強度・化学抵抗に強みがあります。フライアッシュは灰の品質ばらつきに留意が必要です。
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「フライアッシュセメントB種」、対の「高炉セメント」、全体は「混合セメント」をどうぞ。
まとめ
- フライアッシュセメントは石炭灰を混ぜた混合セメント。JIS R 5213。
- ワーカビリティ向上・長期強度・低発熱が特徴。A/B/C種があり建築はB種。
- 高炉セメントは強度・化学抵抗、フライアッシュは流動性改善に強み。