鉄筋コンクリート造(RC造) 更新日:2026年6月14日

フライアッシュセメントとは?特徴と高炉との違い

フライアッシュセメントは、石炭火力発電所から出る灰=フライアッシュ(石炭灰)を混ぜた混合セメントです。施工性の向上に効果があります。

この記事について

セメントの規格(JIS R 5210・R 5211・R 5213など)や混合率の区分は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。

特徴

  • ワーカビリティ向上:球状の灰が「ボールベアリング効果」で流動性を高め、同じ流動性なら単位水量を減らせる。
  • 長期強度:ポゾラン反応で長期に緻密化し強度が伸びる。
  • 水和熱が低い温度ひび割れに有利。
  • 乾燥収縮が小さめ

種類(A種・B種・C種)

フライアッシュの混合率で3区分に分かれます(目安)。

区分フライアッシュの割合(目安)
A種5%超〜10%以下
B種10%超〜20%以下
C種20%超〜30%以下

建築ではB種が代表的です。規格はJIS R 5213。

高炉セメントとの違い

フライアッシュセメント高炉セメント
混合材石炭灰(フライアッシュ)高炉スラグ微粉末
得意ワーカビリティ向上・水量低減長期強度・化学抵抗性
強度寄与長期に緩やか長期強度が大きい
POINT

どちらも低発熱・長期強度に効きますが、フライアッシュは流動性改善、高炉スラグは強度・化学抵抗に強みがあります。フライアッシュは灰の品質ばらつきに留意が必要です。

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フライアッシュセメントB種」、対の「高炉セメント」、全体は「混合セメント」をどうぞ。

まとめ

  • フライアッシュセメントは石炭灰を混ぜた混合セメント。JIS R 5213。
  • ワーカビリティ向上・長期強度・低発熱が特徴。A/B/C種があり建築はB種。
  • 高炉セメントは強度・化学抵抗、フライアッシュは流動性改善に強み。