外法一定H形鋼とは?JIS H形鋼との違いと規格
外法一定H形鋼(そとのりいっていエイチがたこう)とは、板厚が変わっても外側の高さ(外法=せい)が一定になるように作られたH形鋼です。納まりが揃うため施工で重宝します。
この記事について
本記事の数値は代表的な目安・例で、学習用の概要です。設計・積算では必ず最新のJIS・建築基準法告示・鋼構造設計規準・鋼材ハンドブックの正確な値を確認してください。
外法一定とは
通常のJIS H形鋼は、同じ呼称でも板厚(強度)を変えると外形の高さ(せい)も変わります。これに対し外法一定H形鋼は、強度を変えても外法(外側の高さ・幅)が一定に保たれます。フランジ厚はウェブ側(内側)で調整されます。
メリット:納まりが揃う
POINT
外法が一定だと、強度の異なる梁を混在させても梁天端(スラブの位置)や梁下端のレベルが揃い、床・天井・配管の納まりが単純になります。設計変更で梁の強度を上げても外形が変わらないため、図面・納まりの修正が少なくて済みます。
スーパーハイスレンドなどの製品
外法一定H形鋼は、メーカーの製品として供給されます。代表例が日本製鉄(旧・新日鉄住金)のスーパーハイスレンド(SuperHISLEND)です。こうした製品は、シリーズ内で外法を統一しつつ板厚バリエーションを揃えています。
JIS H形鋼との違い・規格
| JIS H形鋼 | 外法一定H形鋼 | |
|---|---|---|
| 外法(せい) | 板厚で変わる | 一定 |
| 規格 | JIS G 3192 | メーカー規格・認定品(JIS外を含む) |
| 納まり | 強度変更で高さが変わる | 強度変更でも高さが揃う |
外法一定H形鋼はJIS規格そのものではなく、メーカー規格・大臣認定などの位置づけで扱われることがあります。採用時は製品の規格・断面性能・認定内容を確認します。
まとめ
- 外法一定H形鋼は、板厚が変わっても外法(せい)が一定のH形鋼。
- 梁天端などの納まりが揃い、設計変更にも強い。
- スーパーハイスレンドが代表例。JIS H形鋼とは別のメーカー規格・認定品。