H形鋼の寸法|値・規格・長さ・表記とJISとの関係
H形鋼の寸法は、せい・幅・板厚と長さで決まります。ここでは寸法の値・規格・長さ・表記の方法と、JISとの関係を整理します。
この記事について
本記事の数値は代表的な目安・例で、学習用の概要です。設計・積算では必ず最新のJIS・建築基準法告示・鋼構造設計規準・鋼材ハンドブックの正確な値を確認してください。
寸法の値(4つの数字)
H形鋼の断面寸法は、次の4つで表されます。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| H(せい) | 断面の高さ |
| B(フランジ幅) | 上下の板の幅 |
| t1(ウェブ厚) | 垂直な板の厚さ |
| t2(フランジ厚) | 上下の板の厚さ |
規格(JIS G 3192)
H形鋼の形状・寸法・質量・許容差はJIS G 3192(熱間圧延形鋼)で定められています。せい100mm程度の小型から、せい900mmクラスの大型まで多くの呼称が規格化されています。
長さ(定尺)
H形鋼の長さは、流通している標準的な長さ=定尺(ていじゃく)があり、一般に6m・12mが基本です。サイズやメーカーにより、さらに長い長さも生産されます。設計長さに合わせて、定尺から切断(加工)して使います。
寸法表記の方法
H-400×200×8×13
H:せい400/B:幅200/t1:ウェブ厚8/t2:フランジ厚13(mm)
「H−せい×幅×ウェブ厚×フランジ厚」の順です(→読み方の詳細)。
JISとの関係:呼称寸法と許容差
POINT
JISでは呼称寸法と、製造上のばらつきを認める許容差が定められています。一部の系列では呼称と実寸法が異なる(例:呼称300×150の実せい298mm)ため、納まりや製作では形鋼表の実寸法・許容差を確認します。
あわせて読みたい
表記は「H形鋼の読み方」、性能値は「断面性能・単位重量一覧」、系列は「広幅・中幅・細幅」をどうぞ。
まとめ
- H形鋼の寸法はせい・幅・ウェブ厚・フランジ厚と長さで決まる。
- 規格はJIS G 3192。定尺は6m・12mが基本。
- 呼称寸法と実寸法・許容差はJISで規定。実寸は形鋼表で確認する。