H形鋼のフランジとウェブ|厚み・サイズ表記・覚え方
H形鋼は、上下の水平な板=フランジと、それをつなぐ垂直な板=ウェブからできています。この2つの役割と表記、覚え方を整理します。
この記事について
本記事の数値は代表的な目安・例で、学習用の概要です。設計・積算では必ず最新のJIS・建築基準法告示・鋼構造設計規準・鋼材ハンドブックの正確な値を確認してください。
フランジとウェブの役割
| フランジ(flange) | ウェブ(web) | |
|---|---|---|
| 位置 | 上下の水平な板 | 中央の垂直な板 |
| 主な役割 | 曲げを負担(圧縮・引張) | せん断力を負担 |
| 厚みの記号 | t2(フランジ厚) | t1(ウェブ厚) |
中立軸から遠いフランジが曲げに、中央のウェブがせん断に効きます。だからフランジは厚め、ウェブは薄めになっているのが一般的です。
サイズ表記での位置
H-400×200×8×13
…×8(t1=ウェブ厚)×13(t2=フランジ厚)
表記の3番目がウェブ厚(t1)、4番目がフランジ厚(t2)です。通常はウェブのほうが薄いので、3番目<4番目になります。
覚え方
- フランジ=鍔(つば)。帽子のつばのように上下に張り出した水平の板。曲げに効く。
- ウェブ=web(クモの巣・つなぐもの)。上下をつなぐ垂直の板。せん断に効く。
- 表記は「薄い方(ウェブt1)→厚い方(フランジt2)」の順。数字が小さい方がウェブ。
まとめ
- フランジは上下の水平な板で曲げを、ウェブは中央の垂直な板でせん断を負担。
- 表記は3番目がウェブ厚t1、4番目がフランジ厚t2。
- 覚え方:フランジ=つば(水平・曲げ)、ウェブ=つなぐ板(垂直・せん断)。