鉄骨造(S造) 更新日:2026年6月14日

特殊鋼とは?普通鋼との違いと耐火鋼・高張力鋼の特性

特殊鋼とは、炭素鋼に合金元素を加えるなどして、強度・耐食性・耐熱性といった特定の性質を高めた鋼の総称です。普通鋼に対する言葉で、用途に応じてさまざまな種類があります。

この記事について

鋼材の規格・基準強度などはJISや告示の改訂で変わることがあります。本記事は学習用の概要です。実務では必ず最新のJIS・建築基準法告示・メーカー資料を確認してください。

普通鋼との違い

普通鋼特殊鋼
成分鉄+炭素が中心合金元素(Cr・Ni・Mo等)を添加
性質汎用・標準的耐食・耐熱・高強度などに特化
価格安い高い

特殊鋼の主な種類

  • 合金鋼:強度・靭性を高めた鋼。
  • ステンレス鋼:クロムを多く含み錆びにくい。
  • 耐火鋼(FR鋼):高温でも強度低下が少ない。
  • 高張力鋼:引張強さを高めた高強度鋼。
  • 工具鋼・特殊用途鋼:刃物・機械部品など(建築では少ない)。

耐火鋼(FR鋼)の特性

モリブデンなどを添加し、600℃でも常温規格の降伏点の2/3以上を保つよう設計された鋼です。火災時の強度低下が小さいため、条件によっては耐火被覆を低減・省略できる場合があります。

高張力鋼の特性

引張強さ490N/mm²以上の高張力鋼は、普通鋼より高い強度を持ち、部材を細く・軽くできます。ただしヤング係数(剛性)は普通鋼と同じなので、たわみや座屈は強度ほど改善せず、溶接管理も厳しくなります。

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対になる普通鋼は「普通鋼とは」、耐火鋼は「FR鋼(耐火鋼)」、高張力鋼は「高張力鋼」をどうぞ。

まとめ

  • 特殊鋼は合金元素を加えて性質を高めた鋼の総称。普通鋼より高価。
  • ステンレス鋼・耐火鋼・高張力鋼などがある。
  • 耐火鋼は高温に強く被覆低減に、高張力鋼は高強度化に使われる。