普通鋼とは?意味・種類と特殊鋼との違い
普通鋼とは、合金元素をほとんど加えていない一般的な炭素鋼のことです。鉄骨造に使われるSS400・SN材・SM材はいずれも普通鋼で、建築用鋼材の大半を占めます。
この記事について
鋼材の規格・基準強度などはJISや告示の改訂で変わることがあります。本記事は学習用の概要です。実務では必ず最新のJIS・建築基準法告示・メーカー資料を確認してください。
普通鋼の意味
鋼は鉄(Fe)に炭素(C)を加えた合金です。普通鋼は、炭素以外の合金元素(クロム・ニッケル・モリブデンなど)を意図的に加えていない、または微量にとどめた鋼を指します。安価で加工・溶接しやすく、量産されるのが特徴です。
普通鋼の種類
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 一般構造用圧延鋼材 | SS400 |
| 建築構造用圧延鋼材 | SN400・SN490 |
| 溶接構造用圧延鋼材 | SM400・SM490 |
| 一般構造用鋼管 | STK・STKR |
特殊鋼との違い
| 普通鋼 | 特殊鋼 | |
|---|---|---|
| 合金元素 | ほとんど加えない | 目的に応じて添加 |
| 性質 | 標準的・汎用 | 耐食・耐熱・高強度など特化 |
| 価格 | 安い | 高い |
| 例 | SS400・SN490 | ステンレス鋼・耐火鋼・合金鋼 |
合金鋼・ステンレス鋼との関係
鋼は大きく次のように分類されます。
つまりSS400は普通鋼(炭素鋼)、ステンレス鋼は合金鋼(特殊鋼)という関係になります。
まとめ
- 普通鋼は合金元素をほぼ加えない一般的な炭素鋼。SS400・SN・SMが代表。
- 特殊鋼は合金元素を加えて特定の性質を高めた鋼で、より高価。
- SS400は普通鋼、ステンレス鋼は合金鋼(特殊鋼)の一種。