構造力学の基礎 更新日:2026年6月15日

平行四辺形の法則とは?計算・証明と角度

平行四辺形の法則とは、2つのベクトル()の和が、それらを2辺とする平行四辺形の対角線で表される、というベクトル合成の基本法則です。

法則の内容

同じ点に働く2力 F₁・F₂ の合力 R は、F₁・F₂ を2辺とする平行四辺形の対角線になります。これは力に限らず、速度・加速度などすべてのベクトルに成り立ちます。

合力の大きさ(計算)

2力のなす角をθとすると、対角線の長さ(合力)は次式です。

R = √(F₁² + F₂² + 2·F₁·F₂·cosθ)

証明(余弦定理)

POINT

平行四辺形の対角線を1辺とする三角形を考えます。三角形の2辺が F₁・F₂、その間の角は 180°−θ(平行四辺形の隣り合う角の和は180°)です。余弦定理 R²=F₁²+F₂²−2F₁F₂cos(180°−θ) に cos(180°−θ)=−cosθ を代入すると、R²=F₁²+F₂²+2F₁F₂cosθ が導けます。

角度との関係

  • θ=0°(同じ向き):R=F₁+F₂(最大)。
  • θ=90°(直交):R=√(F₁²+F₂²)。
  • θ=180°(逆向き):R=|F₁−F₂|(最小)。
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まとめ

  • 平行四辺形の法則:2ベクトルの和は平行四辺形の対角線。
  • 合力 R=√(F₁²+F₂²+2F₁F₂cosθ)。余弦定理で証明できる。
  • 同じ向きで最大、逆向きで最小、直交で√(F₁²+F₂²)。