木材の比重と密度|樹種別一覧と荷重計算
木材の比重と密度は、重さや強度の目安になる基本的な性質です。樹種によって大きく異なります。
この記事について
木材の規格・基準強度・含水率などは樹種・等級・JAS・条件によって異なり、規準も改訂されます。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の基準・規格を確認してください。
比重と密度の関係
密度は単位体積あたりの質量(kg/m³)、比重は水の密度を1としたときの比です。水が1000kg/m³なので、密度(kg/m³)=比重 × 1000の関係です。木材では通常気乾状態の「気乾比重」を使います。
樹種別の気乾比重・密度(目安)
| 樹種 | 気乾比重 | 密度(kg/m³) |
|---|---|---|
| スギ | 約0.38 | 約380 |
| ヒノキ | 約0.41 | 約410 |
| ヒバ | 約0.41 | 約410 |
| ベイマツ | 約0.50 | 約500 |
| アカマツ | 約0.53 | 約530 |
| ナラ | 約0.68 | 約680 |
| ケヤキ | 約0.69 | 約690 |
一般に比重が大きい木ほど硬く強い傾向があります。針葉樹(スギ・ヒノキ)は軽く、広葉樹(ナラ・ケヤキ)は重い傾向です。
荷重計算への使い方
POINT
木材の自重は体積 × 密度で求めます(→重さ計算)。構造計算では、この自重を固定荷重として見込みます。密度は含水率で変わるため、条件に応じた値を使います。
まとめ
- 密度(kg/m³)=比重×1000。木材は気乾比重を使う。
- スギ0.38・ヒノキ0.41・ベイマツ0.50・ケヤキ0.69などが目安。
- 比重が大きいほど硬く強い傾向。自重=体積×密度で計算する。