木造(W造) 更新日:2026年6月14日

木材の許容応力度|基準強度と長期・短期の計算

木材の許容応力度は、基準強度Fに係数を掛けて求めます。木材は荷重の継続時間で強さが変わるため、長期と短期で係数が異なります。

この記事について

木材の規格・基準強度・含水率などは樹種・等級・JAS・条件によって異なり、規準も改訂されます。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の基準・規格を確認してください。

基準強度(Fc・Fb など)

木材の基準強度は、応力の種類ごとに定められています。

記号意味
Fc圧縮の基準強度
Ft引張の基準強度
Fb曲げの基準強度
Fsせん断の基準強度

値は樹種・等級(無等級材・目視等級・機械等級)で異なります。例:スギ無等級材で Fc≒17.7、Fb≒22.2 N/mm²、ヒノキで Fc≒20.7、Fb≒26.7 N/mm² 程度。

長期・短期の計算

長期許容応力度 = 1.1/3 × F(≒0.37F)
短期許容応力度 = 2/3 × F(≒0.67F) F:各応力の基準強度。建築基準法施行令に基づく(積雪時は別途係数)
POINT:木は長く力がかかると弱くなる

木材は荷重が長時間かかるほど壊れやすくなる(クリープ・荷重継続効果)性質があります。そのため、長期(常時かかる固定荷重など)は係数を小さく、短期(地震・台風など短時間)は大きく取ります。

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まとめ

  • 木材の基準強度はFc(圧縮)・Ft(引張)・Fb(曲げ)・Fs(せん断)。
  • 長期=1.1/3×F、短期=2/3×F で許容応力度を求める。
  • 木は荷重継続で弱くなるため長期係数が小さい。値は樹種・等級で異なる。