偶力のモーメントとは?公式と力のモーメントとの違い
偶力のモーメントは、偶力(等大・逆向き・作用線が異なる2力)が生む回転の大きさです。
公式
M = F × d
F:偶力の各力の大きさ/d:2力の作用線間の距離
中心によらず一定
POINT
偶力のモーメントは、回転中心をどこに取っても同じ値(F×d)になります。これは、2力それぞれのモーメントを任意の点まわりで計算して足し合わせると、中心の位置が打ち消し合うためです。
正負
正負の符号は回転の向きで決めます(本サイトでは時計回りを正とします。流派により逆もあります)。偶力が時計回りなら正、反時計回りなら負、と一貫させます。
力のモーメントとの違い
| 力のモーメント | 偶力のモーメント | |
|---|---|---|
| 対象 | 1つの力 | 等大逆向きの2力 |
| 腕の長さ | 回転中心から作用線までの距離 | 2力の作用線間の距離 |
| 中心の取り方 | 中心により値が変わる | 中心によらず一定 |
まとめ
- 偶力のモーメント M=F×d(dは2力の作用線間の距離)。
- 回転中心をどこに取っても値は一定。
- 1力の力のモーメント(中心により変わる)とは異なる。