構造力学の基礎 更新日:2026年6月15日

モーメントのつりあいから重心を求める計算方法

重心は、物体の重さが1点に集まっているとみなせる点です。モーメントのつり合いを使うと、重心の位置を計算で求められます。

考え方

ある基準点まわりで、各部分の「重さ×距離」の和は、全体の重さ×重心までの距離に等しくなります。これをモーメントのつり合いとして式にします。

x_g = Σ(Wᵢ × xᵢ) ÷ ΣWᵢ x_g:重心位置/Wᵢ:各部分の重さ/xᵢ:基準点から各部分までの距離

例題

例題

左端を基準に、位置0mに20N、位置3mに10N、位置6mに30Nの重さがあるとき、重心は?

分子 = 20×0 + 10×3 + 30×6 = 0 + 30 + 180 = 210
分母 = 20 + 10 + 30 = 60
x_g = 210 ÷ 60 = 3.5m(左端から3.5m)

同じ計算をy方向でも行えば、平面的な重心(x_g, y_g)が求まります。断面の図心(断面の重心)も同じ考え方です。

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まとめ

  • 重心は重さが集まっているとみなせる点。
  • x_g = Σ(Wᵢ×xᵢ) ÷ ΣWᵢ(モーメントのつり合いから導く)。
  • x・y両方向で計算すれば平面の重心が求まる。図心も同じ考え方。