細骨材とは?粗骨材との違いと配合での役割
細骨材(さいこつざい)は、骨材のうち粒の細かいもの=砂のことです。粗骨材のすき間を埋め、コンクリートの施工性を左右します。
この記事について
骨材・コンクリートの規格・基準値(JIS A 5005・A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
読み方と意味
読み方は「さいこつざい」。「細かい骨材」の意味で、砂を指します。
粗骨材との違い
| 細骨材 | 粗骨材 | |
|---|---|---|
| 大きさ | 5mmふるいを質量で85%以上通る | 5mmふるいに85%以上とどまる |
| 主なもの | 砂 | 砂利・砕石 |
配合での役割
- 粗骨材どうしのすき間を埋める。
- コンクリートのワーカビリティ(施工性)を高める。
- 材料分離を防ぐ(粘りを与える)。
細骨材率(s/a)の計算とスランプの関係
配合では、骨材全体に対する細骨材の割合=細骨材率(s/a)を使います。絶対容積の比で表します。
細骨材率 s/a = 細骨材の絶対容積 ÷(細骨材+粗骨材の絶対容積)
POINT:細骨材率とスランプ
細骨材率を大きくすると、砂が増えてワーカビリティは上がりますが、表面積が増えて必要な水(単位水量)が増えます。すると水セメント比や乾燥収縮に不利になります。所定のスランプ(軟らかさ)を、できるだけ少ない水で得られるように、適切な細骨材率を選ぶのが配合設計のポイントです。
まとめ
- 細骨材(さいこつざい)は砂。5mmふるいを質量で85%以上通る骨材。
- 粗骨材のすき間を埋め、ワーカビリティと分離抵抗を与える。
- 細骨材率s/aが大きいと施工性は上がるが単位水量が増える。適切に選ぶ。