粗骨材の最大寸法|25mmの根拠とかぶり厚さ
粗骨材の最大寸法(Gmax)は、粗骨材の大きさの上限を表す値です。鉄筋のすき間やかぶりを通って、すみずみまで充填できるかに関わります。
この記事について
骨材・コンクリートの規格・基準値(JIS A 5005・A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
意味と求め方
粗骨材の最大寸法とは、質量で90%以上が通るふるいのうち、最小のふるいの寸法です。ふるい分け試験で求めます。一般のコンクリートでは20mmまたは25mmが使われます。
20mm・25mmの根拠
最大寸法は、大きいほどセメント・水を減らせて経済的・低発熱ですが、大きすぎると鉄筋のすき間を通らず充填不良(ジャンカ)になります。そのバランスから、一般のRC造では20mmか25mmが標準です。次のいずれか以下とするのが原則です。
| 制限(いずれも満たす) |
|---|
| 鉄筋の最小あきの3/4以下 |
| 部材の最小寸法の1/5以下 |
| かぶり厚さ以下(充填できること) |
断面が大きく鉄筋のない無筋コンクリートなどでは、40mmの大きな骨材を使うこともあります。
かぶり厚さとの関係
POINT
粗骨材は、鉄筋と型枠の間(=かぶり)や鉄筋どうしのすき間を通って流れます。最大寸法が大きすぎると、この狭い隙間に骨材が引っかかり、コンクリートが回り込めず充填不良になります。だから最大寸法はかぶり厚さや鉄筋あきとの関係で制限されます。配筋が密な部材ほど小さめの骨材を選びます。
まとめ
- 粗骨材の最大寸法は「質量で90%以上が通る最小ふるい寸法」。一般は20/25mm。
- 鉄筋あきの3/4以下・部材最小寸法の1/5以下・かぶり以下が原則。
- 大きいほど経済的だが、充填性のためかぶり・配筋に応じて制限する。