砕石とコンクリート|種類・サイズと使う理由
砕石(さいせき)は、岩石を機械で砕いてつくる粗骨材です。現在のコンクリートの粗骨材は、川砂利に代わって砕石が主流になっています。
この記事について
骨材・コンクリートの規格・基準値(JIS A 5005・A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
砕石とは・川砂利との違い
| 砕石 | 川砂利 | |
|---|---|---|
| 形 | 角張っている | 丸みがある |
| 表面 | ざらざら | なめらか |
| 付着 | セメントペーストとよく付着 | 砕石より劣る |
| 施工性 | 角張りで流動性はやや低い | 流動性が良い |
コンクリート用砕石の種類・サイズ
コンクリート用の砕石はJIS A 5005に規定されます。サイズは「最大寸法と最小寸法」の組み合わせの呼び(例:2005=20〜5mm、2505=25〜5mm)で表されます。一般のコンクリートでは最大寸法20mmまたは25mmが使われます。
POINT
道路の路盤に使う「クラッシャラン」「粒度調整砕石(M-40など)」は粒度の範囲が異なり、コンクリート用とは別物です。コンクリートには規格に合ったコンクリート用砕石を使います。
砕石が使われる理由
- 良質な川砂利の枯渇:採取規制もあり入手しにくくなった。
- 供給が安定:岩石を砕いて安定して生産できる。
- 付着が良い:角張った表面がペーストとかみ合い、強度に有利。
一方、角張りのぶん同じスランプを得るのにやや多くの細骨材・水が必要になるため、配合で調整します。
まとめ
- 砕石は岩石を砕いた粗骨材。角張り、ペーストとの付着が良い。
- コンクリート用砕石はJIS A 5005。サイズは呼び(2005・2505など)で表す。
- 川砂利の枯渇・供給安定・付着の良さから主流。施工性は配合で調整する。