構造計算の実務 更新日:2026年6月15日

構造耐力上主要な部分とは?主要構造部との違い

構造耐力上主要な部分とは、建築物の重さや地震・風などの力を支える部材のことです。建築基準法施行令第1条第3号で定義されています。よく似た「主要構造部」とは別の概念です。

この記事について

建築基準法・施行令・告示などの法令は改正されます。本記事は学習用の概要です。実際の設計・確認申請では、必ず最新の法令・告示・特定行政庁の運用を確認してください。

構造耐力上主要な部分の種類

施行令1条3号では、次の部分のうち、自重・積載荷重・積雪・風圧・土圧・水圧・地震その他の震動や衝撃を支えるものと定義されています。

主要構造部との違い

構造耐力上主要な部分主要構造部
根拠施行令1条3号法2条5号
観点構造(力を支える)防火(火災時の安全)
含むもの基礎・土台・斜材・床版なども含む壁・柱・床・はり・屋根・階段
除くもの構造上重要でない間仕切壁・最下階の床・庇など
POINT

主要構造部は「防火」、構造耐力上主要な部分は「構造(耐力)」の概念です。基礎・土台・斜材は構造耐力上主要な部分には含まれますが、主要構造部には含まれません。逆に階段は主要構造部ですが、力を支える部材とは限りません。

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まとめ

  • 構造耐力上主要な部分は、力を支える部材(施行令1条3号)。
  • 基礎・柱・梁・土台・斜材・床版・屋根版などを含む。
  • 主要構造部(法2条5号)は防火の概念で、対象が異なる。