鉄筋コンクリート造(RC造) 更新日:2026年6月14日

打ち放しコンクリートとは?意味・仕上がりの基準

打ち放しコンクリート(打放し)とは、型枠を外したコンクリートの面を、そのまま仕上げとして見せる方法です。タイルや塗装などの仕上げ材を貼らず、コンクリートの素地が意匠になります。

この記事について

コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。

意味

通常は躯体のコンクリートの上に仕上げ材を施しますが、打ち放しは型枠の跡(パネル割り・セパレータ穴)も含めてデザインとして活かします。コンクリートそのものの質感が出るため、シンプルでモダンな表現に使われます。

外壁・床などへの適用

  • 外壁・内壁:打ち放しの代表的な適用部位。意匠性が高い。
  • 床・天井:床は研磨・塗床と組み合わせることも。天井は梁・スラブ下を見せる。
  • 外部に使う場合は、撥水材・保護塗装で中性化・汚れを防ぐことが多い。

仕上がり状態の基準

打ち放しの仕上がりは、建築工事標準仕様書(JASS5など)で種別として品質の目安が示されます。表面の平滑さ、豆板(ジャンカ)・気泡・コールドジョイント・ひび割れなどの許容程度を、要求グレードに応じて定めます。

POINT:仕上げをやり直せない

打ち放しは後から隠せないため、型枠の精度、充填・締固め、適切なかぶり厚さの確保がそのまま品質に直結します。打設計画・型枠計画が特に重要です。

あわせて読みたい

充填性は「高流動コンクリート」、ひび割れは「コンクリートの弱点」、全体像は「コンクリートの種類7選」をどうぞ。

まとめ

  • 打ち放しコンクリートは型枠を外した面をそのまま仕上げとする方法。
  • 外壁・床・天井に使われ、外部では保護塗装を併用することが多い。
  • 仕上がりは種別で基準化。やり直せないため型枠・締固め・かぶりが重要。