鉄筋コンクリート造(RC造) 更新日:2026年6月14日

寒中コンクリートとは?温度・養生方法・空気量

寒中コンクリートは、気温が低い時期に、コンクリートが凍結して品質低下(初期凍害)を起こさないよう特別な配慮をして施工するコンクリートです。

この記事について

コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。

意味と適用

JASS5では、打込み後の養生期間に日平均気温が4℃以下になることが予想される場合に、寒中コンクリートとして扱います。固まる前のコンクリートが凍ると、内部の水が凍結膨張して組織が壊れ、強度が著しく低下します(初期凍害)。

水セメント比

耐久性と初期凍害防止のため、水セメント比は60%以下を目安とします。余分な水を減らすことで凍結の影響を抑えます。

温度の管理

  • 練混ぜ・打込み温度を確保するため、水や骨材を加熱する(セメントは直接加熱しない)。
  • 打込み時のコンクリート温度を一定以上に保つ。

養生方法

POINT:凍らせない

初期養生で、コンクリートが所定の強度(おおむね5N/mm²程度)に達するまで凍結させないことが最重要です。保温養生(シート・断熱材で覆う)や給熱養生(ジェットヒーターなどで加温)を行います。

空気量

凍結融解への抵抗性を高めるため、AE剤による空気量はやや多め(4.5〜5.5%程度)に設定します。連行空気が、凍結時の膨張を逃がすクッションの役割をします。

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まとめ

  • 寒中コンクリートは日平均気温4℃以下で適用。初期凍害の防止が目的。
  • 水セメント比は60%以下。水・骨材を加熱し打込み温度を確保する。
  • 保温・給熱養生で凍結させず所定強度まで保つ。空気量はやや多め。