高流動コンクリートと高性能AE減水材とは?
高流動コンクリートは、振動による締固めをしなくても、自らの流れで型枠のすみずみまで充填できる自己充填性を持つコンクリートです。これを支えるのが高性能AE減水材です。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。
高流動コンクリートの特徴
- 自己充填性:バイブレータで締め固めなくても流れて充填する。
- 材料分離しにくい:よく流れるのに骨材が分離しないよう配合設計されている。
- 流動性はスランプフロー(広がりの直径、おおむね50〜65cm)で管理する。
高性能AE減水材の働き
高性能AE減水材は、単位水量を増やさずに流動性を大きく高める混和剤です。セメント粒子をばらけさせて滑りやすくする働きがあり、水を増やさないため強度・耐久性を保ったまま軟らかくできます。
POINT:水を増やさず軟らかく
流動性は本来「水を増やす」と上がりますが、それでは強度が落ちひび割れも増えます。高性能AE減水材なら水を増やさずに流動性だけ確保でき、高強度コンクリートにも欠かせません。
用途
- 過密配筋の部材(鉄筋が密でバイブレータが入りにくい)。
- 複雑な形状・狭い型枠。
- 締固め不要で施工の省力化・品質安定を図りたい場合。
流動化コンクリートとの違い
後から流動化剤を加えて一時的に軟らかくする流動化コンクリートと異なり、高流動コンクリートは配合設計の段階から自己充填性を持たせており、分離しにくく流動性が安定しています。
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まとめ
- 高流動コンクリートは締固め不要の自己充填性を持つコンクリート。
- 高性能AE減水材は単位水量を増やさず流動性を高める混和剤。
- 過密配筋・複雑形状に有効。流動化コンクリートより流動性が安定。