軽量コンクリートとは?普通コンクリートとの違い
軽量コンクリートは、人工軽量骨材などを使って自重を軽くしたコンクリートです。建物を軽くしたい床や屋根で使われます。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。
特徴
- 軽量骨材(膨張頁岩などを焼成した人工骨材)を使う。
- 単位容積質量は約1.4〜2.1 t/m³と、普通コンクリートより軽い。
- 粗骨材のみ軽量の「1種」、粗・細骨材とも軽量の「2種」がある。
- 断熱性が比較的高い。
普通コンクリートとの違い
| 普通コンクリート | 軽量コンクリート | |
|---|---|---|
| 単位容積質量 | 約2.3 t/m³ | 約1.4〜2.1 t/m³ |
| 自重 | 重い | 軽い |
| ヤング係数 | 大きい | 小さい(変形しやすい) |
| 乾燥収縮 | 普通 | 大きめ |
| コスト | 安い | 高め |
使用箇所
- 床スラブ:自重を減らして梁・柱・基礎の負担を軽くする。
- 屋根・庇:軽量化したい部位。
- 改修・増築:既存躯体への荷重を抑えたいとき。
POINT
軽量化で地震力(重量に比例)を減らせる利点がありますが、ヤング係数が小さく乾燥収縮が大きいため、たわみ・ひび割れに配慮が必要です。
あわせて読みたい
標準の「普通コンクリート」、種類の全体像は「コンクリートの種類7選」、性質は「コンクリートの弱点」をどうぞ。
まとめ
- 軽量コンクリートは軽量骨材で自重を軽くしたコンクリート(約1.4〜2.1t/m³)。
- 普通より軽く断熱的だが、ヤング係数が小さく乾燥収縮が大きい。
- 床・屋根・改修など、軽量化したい部位に使う。