暑中コンクリートとは?意味と対策
暑中コンクリートは、気温が高い時期に、急激な水分蒸発や凝結の促進による品質低下を防ぐため、特別な配慮をして施工するコンクリートです。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。
意味と適用
JASS5では、日平均気温が25℃を超えることが予想される場合に、暑中コンクリートとして扱います。気温が高いと水分が早く失われ、施工や品質に問題が生じやすくなります。
暑中で起こりやすい問題
- スランプの低下:水分蒸発で軟らかさが急に失われ、打ちにくくなる。
- コールドジョイント:先に打った層が固まり、後から打った層と一体化しない継ぎ目。
- 初期ひび割れ:表面の急乾燥によるプラスティック収縮ひび割れ。
- 水を足したくなる誘惑(加水)→強度低下を招くので厳禁。
対策
POINT:温度を下げ、早く打ち、乾かさない
- 打込み温度の管理:コンクリート温度を35℃以下に。材料(水・骨材)を冷やす。
- 運搬・打込みを早く:練混ぜから打込みまでの時間を短く(おおむね90分以内)。
- 遅延形の混和剤で凝結を遅らせる。
- 湿潤養生:打込み後すぐ散水・養生マットなどで乾燥を防ぐ。型枠への散水も有効。
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まとめ
- 暑中コンクリートは日平均気温25℃超で適用。急乾燥・凝結促進への対策が目的。
- スランプ低下・コールドジョイント・ひび割れに注意。加水は厳禁。
- 打込み温度35℃以下、運搬短縮、遅延剤、湿潤養生で対応する。