早強コンクリートとは?記号H・養生期間・夏冬
早強コンクリートは、早強ポルトランドセメント(記号H)を使った、初期強度の発現が早いコンクリートです。工期短縮や寒い時期の施工で活躍します。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。
記号H(早強ポルトランドセメント)
セメントの種類は記号で表され、普通=N、早強=H、中庸熱=M、低熱=Lなどがあります。早強(H=High early strength)は、普通セメントより早く強度が出るのが特徴で、材齢3日で、普通セメントの材齢7日に相当する強度が得られる目安です。
| 記号 | セメントの種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| N | 普通ポルトランド | 標準 |
| H | 早強ポルトランド | 初期強度が高い |
| M / L | 中庸熱 / 低熱 | 発熱が小さい(マス向き) |
設計基準強度
早強は「強度が早く出る」のが特徴で、最終的な設計基準強度(Fc)の管理は普通コンクリートと同様に行います。早く強度が立ち上がるぶん、型枠の存置期間や養生期間を短縮でき、工期短縮につながります。
養生期間
初期強度が早く出るため、所定の強度に達するまでの期間が短く、型枠の取り外しや次工程への移行を早められます。ただし強度発現が早いぶん、乾燥による初期ひび割れを防ぐ湿潤養生はしっかり行います。
夏期と冬期の違い
POINT
- 冬期(寒中):強度が早く出るため寒中コンクリートに有利。凍結前に必要強度へ到達しやすい。
- 夏期(暑中):もともと凝結が早いうえ気温も高く、急結・コールドジョイントのリスクが増す。打込み速度・養生に一層注意。
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まとめ
- 早強コンクリートは早強ポルトランドセメント(記号H)を使い初期強度が高い。
- 材齢3日で普通の7日相当。養生・型枠期間を短縮でき工期短縮に有効。
- 冬期の施工に有利。夏期は急結・コールドジョイントに注意する。