鉄筋コンクリート造(RC造) 更新日:2026年6月14日

流動化コンクリートとは?高流動との違い

流動化コンクリートとは、現場や工場で流動化剤を後から加えて、一時的にやわらかく(スランプを大きく)したコンクリートです。単位水量を増やさずに施工性を高められます。

この記事について

コンクリートの規格・基準値(JIS A 5308・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では必ず最新のJIS・JASS5・指針の値を確認してください。

意味:流動化剤を後添加する

あらかじめ硬め(低スランプ)に練ったベースコンクリートに、打込み前に流動化剤を加えてかくはんすると、一時的に流動性が増します。水を足さずに軟らかくできるのがポイントです。

スランプの考え方

流動化により、ベースのスランプから一時的に増大します(スランプの増大量はおおむね10cm以下が目安)。ただし時間が経つと流動性は元に戻っていくため、流動化後は速やかに打ち込みます。

高流動コンクリートとの違い

流動化コンクリート高流動コンクリート
軟らかさの作り方流動化剤を後添加配合設計で自己充填性を確保
持続性一時的(時間で戻る)安定して持続
材料分離注意が必要分離しにくい
締固め必要原則不要(自己充填)

施工特性

POINT
  • 水を増やさず流動性を確保でき、強度・耐久性を保てる。
  • ポンプ圧送性が良くなり、打込みの省力化に役立つ。
  • 時間経過でスランプが戻るため、流動化後は速やかに打設する。
  • 過度な流動化は材料分離を招くので管理が必要。
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まとめ

  • 流動化コンクリートはベースに流動化剤を後添加し一時的に軟らかくしたもの。
  • 水を増やさず施工性を高められるが、時間で戻るため速やかに打設する。
  • 高流動コンクリートは配合設計で安定した自己充填性を持つ点が異なる。