鉄筋コンクリート造(RC造) 更新日:2026年6月14日

構造体強度補正値|3N・6Nの使い分けと温度

構造体強度補正値(mSn)とは、試験用の供試体と実際の構造体の強度差を補うための割増しです。コンクリートの配合(調合)強度を決めるときに使います。

この記事について

強度・設計に関する規準(JASS5・建築基準法施行令など)の数値は条件・改訂で変わることがあります。本記事は学習用の概要です。設計では最新の規準を確認してください。

なぜ補正が必要か

標準養生した供試体の強度に比べ、現場の温度で固まる構造体の強度は出にくいことがあります。そこで、品質基準強度Fqに補正値を加えて、配合の目標(調合管理強度)を決めます。

調合管理強度 = 品質基準強度 Fq + 構造体強度補正値(mSn)

3N・6Nの使い分け

POINT:気温で変わる

構造体強度補正値は、セメントの種類と打込みから材齢までの予想平均気温に応じて、3N/mm² か 6N/mm²を使い分けます。普通ポルトランドセメントの場合の目安は次のとおりです。

予想平均気温補正値(mSn)
高め(おおむね8〜25℃程度)3 N/mm²
低め(おおむね0〜8℃程度)6 N/mm²

気温が低いと強度発現が遅く構造体強度が出にくいため、補正値を大きく(6N)します。

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まとめ

  • 構造体強度補正値は供試体と構造体の強度差を補う割増し(mSn)。
  • 調合管理強度=品質基準強度Fq+補正値。
  • 予想平均気温で3N/mm²か6N/mm²。気温が低いほど大きく(6N)する。