側圧とは?意味・計算式とコンクリートとの関係
側圧(そくあつ)とは、まだ固まらないフレッシュコンクリートが型枠を横(水平方向)に押す圧力のことです。型枠が壊れないように設計する根拠になります。
この記事について
強度・設計に関する規準(JASS5・建築基準法施行令など)の数値は条件・改訂で変わることがあります。本記事は学習用の概要です。設計では最新の規準を確認してください。
意味
打ち込んだ直後のコンクリートは液体に近く、型枠を内側から外へ押し広げようとします。この水平方向の圧力が側圧です。セパレーターや型枠の強度は、この側圧に耐えるように決めます。
計算式
側圧は、液体の圧力と同じように深さ(打込み高さ)に比例すると考えるのが基本です。
側圧 P = W × H
W:コンクリートの単位容積重量(約23kN/m³)/H:打込み高さ(液頭)
ただし、コンクリートは時間が経つと凝結して固まり始めるため、実際の側圧は深くなるほど無限に増えるのではなく、ある高さで頭打ち(最大値)になります。
側圧が大きくなる条件
POINT
側圧は次の条件で大きくなります。
- 打込み速度が速い(凝結前に高く積み上がる)。
- 気温が低い(凝結が遅く液体状が続く)。
- スランプが大きい・流動性が高い。
これらの条件では型枠・セパレーターを強くする必要があります。
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まとめ
- 側圧はフレッシュコンクリートが型枠を横に押す圧力。
- 液体圧として P=W×H で近似。凝結で最大値に頭打ちする。
- 打込みが速い・低温・高スランプで大きくなる。型枠設計の根拠になる。