コンクリートの許容応力度|長期・短期の値
コンクリートの許容応力度は、設計基準強度Fcから計算します。荷重の継続時間で長期・短期に分かれます。
この記事について
強度・設計に関する規準(JASS5・建築基準法施行令など)の数値は条件・改訂で変わることがあります。本記事は学習用の概要です。設計では最新の規準を確認してください。
長期・短期の許容圧縮応力度
長期許容圧縮応力度 = Fc ÷ 3
短期許容圧縮応力度 = 2 × Fc ÷ 3(=長期の2倍) Fc:設計基準強度。例 Fc24 → 長期8・短期16 N/mm²
短期許容圧縮応力度 = 2 × Fc ÷ 3(=長期の2倍) Fc:設計基準強度。例 Fc24 → 長期8・短期16 N/mm²
許容せん断応力度
せん断は圧縮よりずっと小さい値です。長期の許容せん断応力度は、おおむねFc/30かつ一定の上限以下(例:(0.49+Fc/100) など)で求めます。短期はその2倍です。せん断は数値が小さいため、RC部材ではせん断補強筋(あばら筋・帯筋)で補います。
長期と短期の違い
POINT
長期は固定荷重・積載荷重など常時かかる荷重に対する値、短期は地震・台風など短時間の荷重に対する値です。短時間なら大きな応力に耐えられるため、短期は長期の2倍に設定されます。
まとめ
- コンクリートの許容応力度は設計基準強度Fcから求める。
- 長期許容圧縮=Fc/3、短期=2Fc/3(長期の2倍)。
- せん断は小さく補強筋で補う。長期は常時、短期は地震・台風用。