コンクリートのスランプ値|18cmの根拠と許容値
スランプ値は、スランプ試験で測るコンクリートの軟らかさ(下がり量、cm)です。値の選び方と許容差を整理します。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 1101ほか・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
スランプ値の範囲
普通コンクリートのスランプは、一般に8〜18cm(場合により21cm)の範囲で指定します。値が大きいほど軟らかく打ちやすいですが、水が多くなりがちで品質に不利です。
18cmが使われる根拠
POINT
一般的なRC造ではスランプ18cmがよく使われます。これは、ポンプ圧送や密な配筋でも打設しやすい施工性と、水を増やしすぎない品質のバランスが取りやすい値だからです。施工性をさらに上げたい場合は21cm、品質を優先する場合は15cm以下を選ぶこともあります(JASS5では計画供用期間などに応じて上限を設定)。
許容値(JISの許容差)
指定したスランプに対し、JIS A 5308で許容差が定められています。
| 指定スランプ | 許容差 |
|---|---|
| 2.5cm | ±1cm |
| 5・6.5cm | ±1.5cm |
| 8cm以上18cm以下 | ±2.5cm |
| 21cm | ±1.5cm |
たとえば18cm指定なら、おおむね15.5〜20.5cmの範囲が合格となります。
まとめ
- スランプ値はコンクリートの軟らかさ(cm)。普通は8〜18cmで指定。
- 18cmは施工性と品質のバランスが良く、一般のRC造で多用される。
- 許容差は8〜18cmで±2.5cm。21cmで±1.5cm。