富配合・富調合とは?貧配合との違い
富配合(ふはいごう)・富調合(ふちょうごう)とは、単位セメント量が多い配合のことです。反対に少ない配合を貧配合(ひんはいごう)といいます。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 1101ほか・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
意味
「富む(多い)」「貧しい(少ない)」はセメントの量を指します。富配合はセメントが多く、貧配合はセメントが少ない配合です(配合=コンクリート、調合=モルタルでよく使う語)。
貧配合との違い
| 富配合(富調合) | 貧配合(貧調合) | |
|---|---|---|
| セメント量 | 多い | 少ない |
| 強度・水密性・接着 | 高い | 低い |
| 乾燥収縮・水和熱 | 大きい(ひび割れしやすい) | 小さい |
| コスト | 高い | 安い |
POINT
セメントが多いほど強くなりますが、そのぶん乾燥収縮・ひび割れや水和熱が増えコストも上がります。必要な強度・耐久性を満たす範囲で、過剰にセメントを増やさないのが原則です。
モルタルへの適用
モルタルの調合(セメント:砂の容積比)でも富・貧を使います。
| 調合 | セメント:砂 | 性質 |
|---|---|---|
| 富調合 | 1 : 2 程度 | 強度・接着が高いが収縮ひび割れしやすい |
| 貧調合 | 1 : 3 程度 | 収縮は小さいが強度・接着は低め |
タイル下地や仕上げでは、用途に応じて調合を使い分けます(→モルタルとコンクリート)。
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「単位セメント量」「水セメント比」、モルタルは「モルタルとコンクリート」をどうぞ。
まとめ
- 富配合・富調合はセメントが多い配合。貧配合は少ない配合。
- 富は強度・耐久性が高いが、乾燥収縮・水和熱・コストが増える。
- モルタルでは富調合1:2・貧調合1:3が目安。用途で使い分ける。