混和材料とは?AE剤・減水剤・フライアッシュの使い分け
混和材料とは、コンクリートの性質を改善するために加える材料です。使用量によって混和剤(少量)と混和材(多量)に分かれます。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 1101ほか・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
混和剤と混和材の違い
| 混和剤 | 混和材 | |
|---|---|---|
| 使用量 | 少量(薬剤) | 多量 |
| 配合計算 | 容積に算入しない | 容積に算入する |
| 例 | AE剤・減水剤・AE減水剤・促進剤・遅延剤 | フライアッシュ・高炉スラグ微粉末・膨張材・シリカフューム |
主な混和剤の目的
- AE剤:微細な空気を連行し、ワーカビリティと凍結融解抵抗性を高める。
- 減水剤:セメントを分散させ、同じ軟らかさを少ない水で得る(強度・耐久性向上)。
- AE減水剤・高性能AE減水材:AE剤と減水剤の両方の効果。
- 促進剤・遅延剤:凝結・硬化を早める/遅らせる。
主な混和材の目的
- フライアッシュ:ワーカビリティ向上・水和熱低減・長期強度。
- 高炉スラグ微粉末:長期強度・耐久性・アルカリ骨材反応抑制。
- 膨張材:収縮を補償(無収縮)。
- シリカフューム:高強度・緻密化。
使い分け
POINT
「軟らかさ・施工性」を水を増やさず確保したい→AE剤・減水剤。「強度・耐久性・低発熱」を高めたい→フライアッシュ・高炉スラグなどの混和材。目的に応じて組み合わせます。
まとめ
- 混和材料は混和剤(少量・容積に算入しない)と混和材(多量・算入する)に分かれる。
- 混和剤=AE剤・減水剤など(施工性・水量低減)、混和材=フライアッシュ等(強度・耐久・低発熱)。
- 目的に応じて使い分け・組み合わせる。