ブリーディングとは?原因・試験方法とレイタンス
ブリーディングとは、打ち込んだフレッシュコンクリートから、練混ぜ水の一部が分離して表面に浮き上がる現象です。品質低下の原因になります。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 1101ほか・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
意味
コンクリートを打ち込むと、重い骨材が沈み、軽い水が上に上がってきます。この水が表面に浮き出るのがブリーディングです。表面付近のコンクリートが弱くなったり、鉄筋下に水がたまって付着が低下したりします。
原因
- 単位水量が多い(水が分離しやすい)。
- 細骨材や粉体(セメント・混和材)が少なく、水を保持できない。
- 過度の振動・打込み速度。
対策は、単位水量を抑える、AE剤や混和材で保水性を高めるなどです。
試験方法
ブリーディングはJIS A 1123(ブリーディング試験)で測ります。容器にコンクリートを詰め、表面に浮き出た水を一定時間ごとに吸い取って量を測り、ブリーディング量(cm³/cm²)・ブリーディング率で評価します。
レイタンスとの違い
POINT
レイタンスは、ブリーディング水とともに浮き上がった微細な粒子(セメントや細骨材の微粉)が、表面に薄く堆積してできる脆弱な層です。つまり「ブリーディング=水の浮き」、「レイタンス=その結果表面にできる弱い膜」という関係です。レイタンスは強度がなく付着を妨げるため、打ち継ぎの前に取り除く必要があります。
まとめ
- ブリーディングは練混ぜ水が表面に浮き上がる現象。表面の弱化・付着低下を招く。
- 原因は単位水量過多・粉体不足など。試験はJIS A 1123。
- レイタンスは浮いた微粒子の脆弱な層。打ち継ぎ前に除去する。