単位セメント量とは?求め方と最小値
単位セメント量とは、コンクリート1m³に含まれるセメントの質量(kg/m³)です。強度・耐久性・施工性に関わる重要な配合値です。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 1101ほか・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
意味
セメントが多い配合を富配合、少ない配合を貧配合といいます。セメント量は強度・水密性を高めますが、多すぎると水和熱や乾燥収縮が増えます。
求め方・計算
単位セメント量 C = 単位水量 W ÷ 水セメント比(W/C)
例:W=175kg/m³、W/C=50% → C=175÷0.50=350kg/m³
強度・耐久性からW/Cの上限が、施工性から単位水量の上限(185kg/m³)が決まると、必要なセメント量が定まります。
最小値とワーカビリティの関係
POINT:最小270kg/m³程度
セメント量が少なすぎると、ペーストが不足してパサつき、ワーカビリティが悪化し、水密性・耐久性も低下します。これを防ぐため、JASS5では単位セメント量の最小値を270kg/m³程度と定めています(条件により異なる)。一方で多すぎると発熱・収縮が増えるため、上限にも配慮します。
まとめ
- 単位セメント量はコンクリート1m³中のセメント質量(kg/m³)。
- 求め方は C=単位水量 ÷ 水セメント比。
- 最小270kg/m³程度。少ないとワーカビリティ・耐久性が低下、多いと発熱・収縮が増える。