スランプフローとは?スランプとの違いと測定方法
スランプフローは、よく流れる高流動コンクリートや高強度コンクリートの流動性を表す指標です。広がりの大きさで評価します。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 1101ほか・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
スランプとの違い
| スランプ | スランプフロー | |
|---|---|---|
| 測るもの | 下がり量(高さ) | 広がりの直径 |
| 対象 | 普通のコンクリート | 高流動・高強度など軟らかいもの |
| 値の目安 | 8〜18cm | 50〜65cm程度 |
よく流れるコンクリートは、スランプ試験では完全に広がってしまい高さの差で測れません。そこで広がった直径で流動性を評価するのがスランプフローです。
測定方法
試験はスランプ試験と同じスランプコーンを使います。コーンを引き抜いた後、コンクリートが広がって止まったときの直径を直交する2方向で測り、その平均をスランプフロー(cm)とします。
許容値
指定したスランプフローに対して許容差が定められます(目安)。
| 指定スランプフロー | 許容差(目安) |
|---|---|
| 50cm | ±7.5cm |
| 60cm | ±10cm |
あわせて、広がりが均一で材料分離していないか(中央に骨材が残っていないか)も確認します。
まとめ
- スランプフローは高流動・高強度コンクリートの流動性を広がり直径で表す指標。
- スランプ(下がり量)に対し、フローは広がり直径(50〜65cm程度)。
- 同じコーンで直交2方向の直径を測り平均。材料分離の有無も確認する。