スランプ試験とは?スランプコーンとFcの関係
スランプ試験は、フレッシュコンクリートの軟らかさ(コンシステンシー)を測る試験です。現場の品質管理で最もよく行われます(JIS A 1101)。
この記事について
コンクリートの規格・基準値(JIS A 1101ほか・JASS5など)は改訂されることがあります。本記事は学習用の概要です。設計・施工では最新の規格・指針を確認してください。
スランプコーンと試験方法
スランプコーンは、高さ30cm・上口径10cm・下口径20cmの金属製の円錐台です。手順は次のとおりです。
- コーンにコンクリートを3層に分けて詰め、各層を突き棒で25回突く。
- 上面をならし、コーンを静かに真上に引き抜く。
- コンクリートが自重で下がった下がり量(cm)=スランプ値を測る。
スランプ値の意味
スランプ値が大きいほど軟らかい(流動的)、小さいほど硬いコンクリートです。軟らかいほど打ちやすい一方、水が多いと品質が下がるため、適切な値を指定します(→スランプ値の目安)。
Fc(設計基準強度)との関係
POINT
スランプは軟らかさの指標で、強度Fcそのものを測るものではありません。ただし、軟らかくしようと水を増やすと水セメント比が大きくなり強度が下がります。そのため生コンは呼び強度(Fcに対応)とスランプを別々に指定して発注し、両方を満たすよう配合します。
まとめ
- スランプ試験はコンクリートの軟らかさを測る試験(JIS A 1101)。
- スランプコーンに3層・各25回突きで詰め、引き抜いた下がり量がスランプ値。
- スランプは軟らかさの指標で強度Fcとは別。呼び強度と合わせて指定する。